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モンコレの世界(23)

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■豪天城の戦鬼


【鬼族と呼ばれるものたち】
自らを「鬼族」と呼ぶ亜人種がいる。
人間よりふたまわり以上大きな体格、赤みを帯びた肌、そして額あたりからのびる2本の角。

多くの人間は「鬼族」をオーガやハイオーガと呼ぶが、外見においても文化においても、「鬼族」は一般に知られるオーガとは異なる点が見受けられる。
外見でのわかりやすい相違点といえば、その犬歯が世間で知られるところのオーガよりも目立たぬことと、人間の観点からすれば眉目秀麗な者が多いこと。
なにより異彩を放つのが、その言語体系や衣装だろう。

「鬼族」は他のオーガはもとより、人間とも交わりを避けた、閉ざされた領域に居を構えているという。
たいていは人里離れた山奥で小さな集落を築いている。
その言語や文化形態にフォクシアとの共通点を見出す学者もいるというが、双方に明確な文化交流は存在していないようだ。

【巫女の雷神信仰】
「鬼族」には「雷姫」と呼ばれる巫女たちがとりしきる、ある種の宗教組織が存在しているという。
「雷姫」たちは、彼女たちが「雷神」という名で崇める何者かを奉じており、定められた周期や天変地異の訪れた緊急時には、その再来の儀を執りおこなうらしい。
それは男子禁制の秘儀であり、男神たる「雷神」から巫女たちが「力」を授かるイニシエーションであるという。

近ごろ世界各地で頻発していた天変地異は、「雷姫」たちに禊ぎの儀の執行を決意させるに充分なものではなかったろうか?
それを証拠に、「鬼族」の集落と交易のある商人は、特殊な食材や装飾品を多く要求されたという。
「鬼族」の集落から引き返す商人は、空から降り注ぐ稲妻と雷雲の間に、巨大な掌をかいま見たという。
  
《雷神八武衆「若雷」》《鬼神法「塵」》《雷神掌》

【黒雷の鬼姫スセリ】
「鬼族」との交流を持つ研究者からの報告によれば、「雷姫」は総勢で8人が存在するらしい。
というのも、彼女たちはそれぞれ八武衆と呼ばれる側近を従えており、そのそれぞれが「雷姫」の手足となって働いているというのだ。
「雷姫」との接触を持った者の記録はほとんどないが、八武衆とであった者の記録はいくぶん存在している。

「雷神」の招来を願う禊ぎの儀においては、8人の「雷姫」が一堂に会するという。
また、「雷姫」たちは「神通力」と彼女たちが呼称する特殊な技術を身に着けており、翼を持たぬ身でありながらその身を空に舞わせることができるという。

もし禊ぎの儀を終えてなお、世界の天変地異が収まらない場合には、彼女たちはその使命を終えたことになるのだろうか?
中には閉ざされた「鬼族」の領域から、文字どおり飛び立つ「雷姫」が現れるかもしれない。

《黒雷の鬼姫スセリ》

【雷王蟲】
家畜や騎乗動物として巨蟲を飼育する知的種族は、トロールをはじめいくつか例があるが、そのいずれもが巨蟲と独自の関わり方を持っている。
「鬼族」にも雷王蟲と呼ばれる巨大甲蟲を育てる文化が存在しているといわれるが、それは「雷姫」と彼女らを守る八武衆という限られた者によって管理されているらしい。

「鬼族」と関わりを持つ者によれば、「雷姫」らは、雷王蟲を食するために飼うわけでもなく、騎乗するために友としているわけでもないようだ。
とはいえ、雷王蟲は蟲としては高い知能を持つため、「鬼族」の里へ近づく部外者を察知する番犬代わりにはなるらしい。
中には魔力を身に宿し、八武衆と同様の秘術を操る「雷帝蟲」と呼ばれる高位の甲蟲も存在するようだ。

あれほどの巨蟲を手塩にかけて育てるのは、なぜなのだろうか?
「雷姫」らの執り行う儀式と密接に関わっているのではないか、という説が今のところ有力である。
 
《雷王蟲》《雷帝蟲》

■風神&雷神


【天空の神々】
天空を司る神々が存在する。
多くの人間は、彼らを優しい豊穣や恵みの雨をもたらし、ときには荒れ狂う嵐を巻き起こす畏怖すべき存在として、崇め奉る。
だが生物や元素を研究する学者によれば、天空の雲間に住まう神々の多くは、古い精霊の血を引く巨人族であるという。

天候を操る力を持つことで知られる彼らは、気性の荒い者も一見すると穏やかな者も存在するが、一様に「自由」で「気まぐれ」な気質であるという点において共通しているようだ。
彼らは太古に取り決めた自らのテリトリーで、奔放にその力をふるってきた――かの精霊嵐が吹き荒れ、大気を司る「風の精霊王」が乱心するまでは。

ある神は抗い、ある神は世を儚んで諦観する。
世界に吹き荒れる嵐の先に、天空の神々はそれぞれの姿勢で向き合い始めた。

【風と雷と雲の神】
一般的に「風神」と呼ばれるのはヴァーユだ。
普段は穏やかな彼が衣をはためかせれば、たちまちに竜巻が巻き起こる。
その旋風はあらゆるものを切り裂く刃となるという。
一部のハーピィから信仰を集めることでも知られている。

「雷神」といえば、まず思い浮かぶのはトールだろう。
激しやすいことでも知られるこの雷神は、暗雲の裂け目より、すべてを打ち砕く稲妻の雷光を降らす。
その雄々しい姿から、戦神としてトールを仰ぐバードマンもいるらしい。

そして「雲神」といえば、アイテールをおいて他にない。
束縛を嫌い自由を好むこの神は、雲の玉座に腰を下ろし、天空を風任せに漂うことを好むという。
気ままにふるまうアイテールの雲の居城のもとには、風神のもとにある者とは異なる性質のハーピィが集うという。

ここで気になるのが、「鬼族」が崇める「雷神」の存在だ。
トールを敬うのは主としてバードマンであり、実際のところ「鬼族」もトールの名を口にはしない。
では「鬼族」の崇める「雷神」とは、いったい何者なのか?
「鬼族」の「雷姫」たちは、トールとは異なる古き闘神を「雷神」と呼んでいるのだという学説もある。
  
《風神ヴァーユ》《雷神トール》《雲神アイテール》

【風神竜ベオウルフ】
「暴風の王」の別名でも知られる、偉大なる風の王者ベオウルフ。
六大竜王の一角であるこの風神竜は、天空の神々が住まう領域を、休むことなく飛び続けているといわれている。
雲と風の狭間こそがベオウルフの領域であり、吹き荒れる暴風に身をゆだねることこそがベオウルフの安らぐ時間であるという。

地に降り立つことを知らぬとまでいわれる風神竜は、めったなことではその姿を人前にさらさない。
実際には人間の集落の頭上を飛び去っていることがままあると考えられるが、雲間と気流に溶け込むベオウルフを黙視で認識すること事態、容易ではないのだ。

悠久の時をこえ、空の竜王として超然と雲間をたゆたうベオウルフ。
精霊嵐すら受け流し地上に一切の興味を持たぬこのドラゴンが、人の子の声を聞き届けることは、まずありえない。

《風神竜ベオウルフ》

【ウィズ・ペンギン】
世界の北東、氷刃山から連なる峰々のその狭間に、雲の上に浮かぶように広がる氷の台地が存在する。
そこには、世にも不思議な「高山に住まうペンギン」が存在するらしい。
海もないこの地に生きるペンギンたちは、寒さと他の肉食獣から狙われぬよう、巨大化を果たしたといわれる。
おまけにこの巨大ペンギンたちは、言葉を解し、魔法を扱うほどの高い知力を備えているというのだ。

高山に住まう、賢い巨大ペンギン……あまりに荒唐無稽なこの存在は、いかにして彼の地に生まれ育ったのだろうか?
一説によれば、神なる翼を持つ鳥が、この地に彼らを住まわせたという。
空を悠然と舞うその神鳥は、海を追われたペンギンたちに、この雲と氷に閉ざされた台地と、知恵を授けたというのだ。
巨大ペンギンの中には、その神鳥を模して、自らの翼を刃のように鍛えるものもいる。
だがペンギンたちが「神刃鳥」と呼ぶその鳥の存在は、いまだ謎に包まれたままだ。
 
《ウィズ・ペンギン》《ブレード・ペンギン》

モンコレの世界(24)も、乞うご期待ください!

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