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モンコレの世界(24)

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■黄昏のワルキュリア


【黄昏の園】
「勇敢なる戦士」の魂が召される楽園が、天上には存在するという。
そこは戦と饗宴に明け暮れることのできる、勇敢なる男たちの理想郷である。
人はそれを「黄昏の園」と呼ぶ。

ワルキュリアは〈聖〉に属する者たちでありながら、「戦乙女」という呼び名からもわかるとおり、「戦争」と「死」を強く意識させる存在でもある。
彼女たちは死を尊ぶ――それが己のものであろうと、他者のものであろうと。
彼女らが天界に身を置くにもかかわらず、死の運び手でもあるのは、秩序の象徴たる〈聖〉の存在を守るためだから、という説がある。
大雑把にいえば、ワルキュリアは「生あるものは、いつしか死ぬ」という秩序の体現者なのだ。
ワルキュリアたちが、「不自然に死を避ける忌まわしきもの」として亡者や悪魔を敵視するのが、その最大の証拠だと唱える学者もいる。

ワルキュリアが死ぬと、その魂は再び天界に戻り、新たなワルキュリアとして生まれ変わるらしい。
前世の記憶を失いながらも、ワルキュリアは同じ魂が生と死を繰り返す。
では、「黄昏の園」に召された勇者たちの魂は、どこへ向かうというのであろうか?

【戦女神たち】
「黄昏の園」に住まうワルキュリアたちが、天界での一大勢力を築き上げているのは確かなようだ。
それは、ワルキュリアたちが天界における軍隊であり、あまり人前に姿を現さぬ天使たちとは異なり、たびたび戦場となる地上へと姿を表わすことからもうかがい知れる。
そして「黄昏の園」には、転生してもなお記憶と力を失わぬ、人間からしてみれば「不滅」とも感じられるワルキュリアたちがいる。
人々は彼女らを「戦女神」と呼び、畏れ敬う。

戦女神たちは、来たるべき日のために「黄昏の園」へと勇者の魂を誘うのだといわれる。
一部の宗教家や神学者たちは「来たるべき日」について、まことしやかにこう唱える――それは世界の終りを告げる戦争であり、〈聖〉がその全存在をもって〈魔〉を駆逐し、浄化の光で世界を満たす日のことである――と。

欲深き皇帝オルクスのあげた戦火は、世界全土に広がった。
この大戦で失われた勇者の命は、数知れない。
そしてこの止まることを知らぬ戦火の中、世界各地で戦女神の目撃例が増えている。
これは、世界の終焉を意味するのであろうか。
  
《採魂の女神フレイア》《聖輪の女神ラーズグリーズ》《ワルキュリア黒槍騎兵隊》

【殺戮の女神オルトリンデ】
〈聖〉に属しながらも「死神」と揶揄されることの多いワルキュリアたち。
中でも「死神」と呼ばれるにふさわしいのが、ブリュンヒルド、フレイア、オルトリンデの3人のワルキュリアであろう。

ブリュンヒルドとフレイアは、古くは暗黒時代の伝承からその名を残す戦女神であり、「採魂の女神」という共通した二つ名を持っている。
数々の戦場に姿を現した二人の戦女神は、人々から長らく「死神」と呼ばれ畏れられてきた。

対してオルトリンデは、ごく近年にその名を轟かせ始めた戦女神である。
彼女の名を一気に広めたのは、オルクス陣営との決戦においてだ。
オルトリンデはその双剣で、数え切れぬほどのオークとミノタウロスをその手にかけたらしい。
敵であれば命乞いをする者にも容赦なく止めを刺し、さらには致命傷を負い自らの死を悟った友軍からすら、その命を奪ったのだという。
こうして劇的な勝利とともに敵味方問わず命を奪い尽くしたオルトリンデには、「殺戮の女神」という恐るべき二つ名が与えられた。

《殺戮の女神オルトリンデ》

【滅魂の女神アスタロト】
世界各地の数多くの伝承に、「冥界の六皇子」と呼ばれる存在が記されている。
「冥界の六皇子」は暗黒時代のおとぎ話「ホーリィの手記」にもその名を残しており、物語の中でも六皇子の一柱たる「冥界の貴公子ベルゼブブ」が、氷刃山に眠っていると語られている。

他の六柱について各種の記録をあたってみれば、試練場に封じられていた「灼熱の王ベリアル」、暗黒海域から魔海を総べるといわれる「魔海神ダゴン」、空中庭園に封じられる「剣の魔王」、迷宮都市に存在していたという「地獄の魔王」が、それにあたるとするものが多い。
「冥界の六皇子」の伝承は、そのいずれもが古代帝国期の「聖魔判定」の影響で、暗黒時代に生みだされたという説が濃厚だ。
とはいえ「剣の魔王」や「地獄の魔王」については、その名すら正しく伝わってはいない。

そして「冥界の六皇子」にあって最大の謎とされるのが、六柱目にあたる魔王だ。
「死の女神」などとも称されているこの魔王は、あらゆる記録にその所在や実在が確認できない。
だが、その女神が「魂を狩り、その魂をこの世から消滅させる」存在であるという伝承だけは、暗黒時代から語り継がれているようなのだ。
「魂を狩る」ものと「死の女神」というキーワードは、ワルキュリアを強く意識させる。
しかし、魂を消滅させる力を持つワルキュリアは、歴史上においても存在しないようだ。

ワルキュリアといえば、先の戦火で「豊穣の女神」を祀る平和な小国が略奪と破壊の限りを尽くされ、壊滅したという。
憑代を失ったかの女神は、「黄昏の園」の軍勢を率いるワルキュリアへ転じたとの説がある。

《滅魂の女神アスタロト》

モンコレの世界(25)も、乞うご期待ください!

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